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?教員研修 個別最適な学びを創る?2023年9月21日
9月21日(木)教員研修が行われました。
今回の研修では「個別最適な学びを創る ~発達障害について理解を深める~」と題して、鰐渕遊太先生(公認心理士/特別支援教育士S.E.N.S)にお話をお聞きしました。
今回、鰐渕先生のお話の中で、印象的だったのは「私たち人間は、誰しもが発達の凸凹(脳機能の特性)をもっている」ということです。 ①苦手な感覚がある、②忘れ物が多い、③音痴、④きれい好き、⑤イライラすることが多い、⑥ルーティーンを崩すことを嫌がる、⑦新しい場面?大人数が苦手という、7つの項目について、教員一人ひとりが自分は、どの程度「気になるか」「気にならないか」を考えました。「苦手な感覚」については、例えば、黒板を爪でひっかく音、雷の音、爬虫類や虫など、「音痴」については、例えば、音程が取れない、リズム感がない、運動が苦手、球技が苦手、報告感覚がつかめないなど、「ルーティーンを崩すことを嫌がる」については、例えば、靴下を必ず左から履く、結局同じメニューを頼んでしまうなど、様々な視点から、7つの項目について考えていきます。ある人にとっては、取るに足らないことでも、ある人にとっては非常に気になることである。これは、人それぞれ発達(脳機能)の特性があるからであり、その特性が濃いか、薄いかの違いだけであるということを教えていただきました。
発達の凸凹は誰しもがもっています。それは私たち教員も同じです。子どもたち一人一人がもつ違いを認めていくことができ、伸ばしていくことができる教員でありたい、学校でありたいと改めて感じる時間となりました。